【プリザーブドフラワーの寿命と保存方法】日持ちするけど劣化もする


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本記事では、プリザーブドフラワーの寿命や保存方法などを紹介しています。

 

プリザーブドフラワーの寿命

保存期間

◆プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーとは、生花の水分や色素を抜き取ったうえで、特殊な加工を施したお花のことです。

 

着色された鮮やかな発色と、まるで生きているようにみずみずしい感触が持ち味です。

 

何年間も枯れない、魔法のお花とされるプリザーブドフラワーですが、永遠に美しい状態を保つことができるわけではありません。

 

特殊加工を施しているとはいえ、保存する環境などによる、お花の劣化を防ぐことはできないからです。

 

◆プリザーブドフラワーの寿命

一般的な寿命

一般的に、プリザーブドフラワーの寿命は、数年から10年程度とされています。

 

ただし、この寿命は、プリザーブドフラワーが発祥した国、フランスの環境に応じて考えられているものです。

 

フランスと比べて高温多湿である日本では、かなり注意して環境を整えないと、同じくらい長持ちさせることは難しいです。

 

日本での保存期間

プリザーブドフラワーを日本で保存する場合は、上手く環境を整えると、7~8年近く持たせることができると言われています。

 

この寿命はもちろん、お花の処理方法や保存方法などによっても違ってきます。

 

また、地域によっても違いがあり、雪や雨の多い地域よりは、関東平野などの乾燥した地域のほうが、持ちが良くなってきます。

 

しかし、平均的には、日本ではだいたい4~5年で劣化してしまうことが多いです。

 

反対に、1年足らずで劣化してしまった場合は、あまり環境が良くない状態で、保管していると考えていいでしょう。

 

劣化する

◆プリザーブドフラワーの劣化

プリザーブドフラワーが劣化すると、色あせや色抜け、ひび割れや崩れなどが生じます。

 

たとえば、鮮やかな発色だったお花が、くすんだ暗い色に変わったり、色が落ちて透けるような見た目になってしまうことがあります。

 

また、花びらに割れや破れが生じたり、花びらやお花ごとが落下してしまうこともあります。

 

劣化が進むと、見た目が悪くなり、プリザーブドフラワーらしいみずみずしさも失われます。

 

いちど劣化したプリザーブドフラワーは、完全に復活させることは難しいため、日頃から劣化に気を付けて保管することが大切です。

 

◆劣化の原因

直射日光

プリザーブドフラワーは、太陽の光が苦手です。

 

直射日光に長い間さらしていると、色があせてくる原因となります。

 

また、直射日光がお花の乾燥を進めてしまい、ひび割れや壊れが生じることもあります。

 

なお、電球などの強い照明を、直に当てることも、色あせやひび割れの原因になることがあります。

 

湿度が高い

湿気の高い場所は、プリザーブドフラワーの劣化を早めます。

 

プリザーブドフラワーに適した湿度とは、だいたい30%から50%の間とされています。

 

というのも、プリザーブドフラワーの着色に使っている染料が、湿度に弱い仕組みだからです。

 

仮に湿度が50%を超えると、お花を染めている染料が液体化して、外ににじみ出てくることがあります。

 

液だれと呼ばれる現象ですが、こうなると、色が抜けて変色してしまいます。

 

また、色が抜けなくても、お花が水分を吸うことで、花びらが透けたような見た目に変わることがあります。

 

湿度が低い

湿気が低すぎるのも、プリザーブドフラワーが劣化する原因となります。

 

湿度が20%以下になると、お花が乾燥し過ぎてしまい、ひび割れや縮みなどを生じることがあります。

 

乾燥した環境では、柔らかくしなやかな、生花のような質感を保ちにくくなり、劣化が早くなります。

 

高温や急激な温度の変化

プリザーブドフラワーは、高温や、急激な温度の変化にも弱いです。

 

高温の場所に長く置いておくと、色があせるなど変色しやすくなります。

 

そして、一日の間に何十度も温度が変化するような環境も、色あせや色落ちが起こりやすくなります。

 

これは、短時間に急激に温度が変わるような環境を指しています。

 

たとえば、真夏や真冬などに、エアコンを付けているときと切ったときで、かなりの温度変化がある場合などが当たります。

 

一方、季節の変わり目などで、毎日じわじわと温度が変化する分には問題はありません。

 

水が掛かる

プリザーブドフラワーに、お水を掛けるのは厳禁です。

 

お花にお水が掛かると、色落ちなどの原因となります。

 

プリザーブドフラワーは、水やりが不要なお花のため、わざわざお水を掛けることはほぼないでしょう。

 

注意するケースとしては、玄関ドアや窓辺に保管した際に、雨水や結露などが掛かってしまうことです。

 

ホコリや虫

ホコリが直接的に、お花の劣化を早めるわけではありませんが、湿気と結びついて、汚れやカビの原因となることがあります。

 

ホコリが水分を帯びてこびり付くと、お花が黒ずんで見えるだけでなく、軽く拭いても取り除けなくなることがあります。

 

また、カビや虫などが発生する温床ともなりえます。

 

ちなみに、いったんカビや虫が付くと、その部分のお花を切り取って捨てるのが無難です。

 


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保存方法

注意点

◆湿気を抑えるように工夫

プリザーブドフラワーを保存する場合は、できるだけ湿度が低い環境で保存することが大切です。

 

しかし、地域や住宅設備によっては、梅雨や雪の降る時期などには、湿度が80%を超えることがあります。

 

このようなときには、少しでも湿気を除去できるように工夫してみましょう。

 

たとえば、プリザーブドフラワーの近くに、除湿器や除湿剤を置くと、お花の周りだけでも湿気を抑えることができます。

 

◆水や油、風が当たらない場所で保存

プリザーブドフラワーを保存するときは、水や風が直接に当たらないように、充分に配慮しましょう。

 

たとえば、キッチンや洗面所、玄関などは、知らず知らずのうちに湿気が高くなっていることがあります。

 

とくに、キッチンで保存する場合は、シンクからの水はねや、コンロからの油はねに気を付けましょう。

 

なお、キッチン付近では、調理時の臭いがお花に付いてしまうという心配もあります。

 

また、玄関での保存は、雨の水滴や強い隙間風が入り込むことにより、お花が傷みやすいです。

 

同じく、洗面所やトイレなどの水回りも、湿気が高くなりやすいので、お花にとって良い環境とは言えません。

 

◆日差しが当たらない場所で保存する

窓辺や玄関ドアなど、日差しが強く当たるような場所には置かないようにしましょう。とくに、西日はお花の劣化を進めます。西向きのリビングなどでは、日が当たらない壁や、棚の中などで保存するのがいいでしょう。また、照明が直接当たる場所も好ましくありません。そのため、電球が隠れていない、ダウンライトやペンダントライトの真下などは避けたほうがいいでしょう。

 

◆エアコンの真下は不向き

夏場や冬場に、エアコンの風が直接当たるような場所に置くことは、お薦めしません。乾燥しがちなうえ、寒暖差が激しくなるため、プリザーブドフラワーの劣化を進めるからです。

 

◆お庭など外に置くのはNG

お庭や玄関ドアの外側などは、プリザーブドフラワーを保存するには適していません。

 

とくに、お庭などお家の外は、温度や湿気の管理が難しいだけでなく、日光や雨風の影響を直接受けます。

 

そのため、プリザーブドフラワーを劣化させる条件が、すべて揃っているといっても言い環境です。

 

さらに、外に置いておくと、排気ガスや鳥のフンなどで汚れてしまう可能性もあります。

 

保存場所

◆玄関ホール

玄関ホールは、日差しがあまり入らないことが多く、プリザーブドフラワーを置くのに適しています。

 

ちなみに、玄関たたきは、靴や傘に付いた雨水などで湿気が溜まりやすい場所です。

 

そのため、たたきから一段上がったところにある、玄関ホールに置くのがお薦めです。

 

玄関ホールは、ドアを開けたらすぐに見える場所なので、訪問客を華やかにもてなすという目的でも重宝します。

 

◆廊下

窓がない廊下なども、プリザーブドフラワーにとって理想的な環境です。

 

とくに、風通しのいい廊下ならば、湿気が溜まりにくいというメリットがあります。

 

一方、夏や冬などには、廊下では、温度が調整しにくいというデメリットもあります。

 

全館空調などでない場合は、お部屋のドアを開けて、エアコンの風を送りながら温度を調整しましょう。

 

◆リビングや寝室

人が常に過ごすリビングや寝室などは、適温が保たれ、湿気が溜まりすぎることがないので、プリザーブドフラワーにとっても良い環境です。

 

そして、これらの部屋には、サイドボードやローテーブルなどがあることが多く、置き場所にも困りません。

 

とくに、家族や来客が集うリビングでは、お部屋を華やかに見せるインテリアとしても役立ちます。

 

保存の仕方

◆ケースに入れる

プリザーブドフラワーを長持ちさせたいときは、ケースに入れて保管するのが一番です。

 

ケースに入れることで、温度や湿度、日差しなどによる刺激を和らげることができます。

 

ケース保存では、水滴や風が当たることや、手などの接触による壊れを防ぐこともできます。

 

さらに、ホコリや虫が付くことによる、劣化からも守ることができます。

 

使うケースは、フィギアや人形を飾るような、透明のアクリルケースや、ギフト用のクリアケースなどが適しています。

 

◆ラッピング用の袋を被せる

ケースの代わりに、透明のラッピング袋を被せるだけでも、ホコリや風を防ぐことができます。

 

両端をリボンなどで結んで、プレゼントのようにラッピングすると、可愛らしさが増します。

 

ラッピング用の袋は、大きなサイズのものが多く、ケースよりも安く買えるので便利です。

 

◆コーティング

プリザーブドフラワーに、専用の薬液を塗って、コーティングする方法があります。

 

この方法では、固めに仕上がるプラスティックコーティングから、柔らかく仕上がるビニールコーティングまで、薬液を使い分けることができます。

 

さらに、ビニールコーティング用のコート剤を、専用のうすめ液で割ることで、しなやかなお花の質感を残したコーティングが可能です。

 

ただし、これらの薬液は刺激や臭いが強いため、お花の処理に詳しい人が扱うほうが無難です。

 

ちなみに、刺激が弱めに作られている、水性コート剤というものもあります。

 

これらのコート剤を使って、お花をコーティングすることで、汚れが付きにくくなるほか、花びらやお花が落ちにくくなるというメリットがあります。

 

◆保存液に入れる

保存方法の一つとして、ハーバリウムのようにオイルに入れることも可能です。

 

使用するオイルは、ハーバリウム専用オイルであれば問題ないでしょう。

 

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お手入れ方法

乾燥させる

湿気などが原因で、花びらが透けてきたときには、いちどお花を乾燥させることで、元に戻ることがあります。

 

乾燥させる場合は、お花をシリカゲルと一緒に密閉します。

 

小さいプリザーブドフラワーならば、フタが閉まるようなタッパー容器などを使い、シリカゲルと一緒に密閉しましょう。

 

大きいものでは、ゴミ袋などのビニール袋に入れて、しっかりと結んで閉めます。

 

そのまま数日間置くと、シリカゲルが水分を吸い取ることで、色味が戻ってくることがあります。

 

ホコリ掃除

◆お薦めの掃除方法

ホコリは、小さな筆などを使い、優しく取り除きましょう。

 

とくに、アイシャドウやリップなどに使うメイク用ブラシは、毛先が細くてコシがあり、小回りも利くので使いやすいです。

 

または、パソコンのキーボードなどの掃除に使う、エアースプレーを使うのもお薦めです。

 

エアースプレーに付いている、極細のストローを利用すると、お花の細部に溜まったホコリを、一瞬できれいに取り除くことができます。

 

 

◆掃除時の注意点

お花を掃除するときに、素手で触わることは避けましょう。

 

指先からの汗や皮脂などで、お花が傷みやすくなります。

 

花びらなどをつまむときは、炊事用手袋などをして扱うのがいいでしょう。

 

また、ホコリ掃除に、ドライヤーや卓上クリーナーなどを使うのはお薦めしません。

 

これらは、送風や吸い込みの風力が強すぎると、お花が壊れてしまうことがあるからです。

 

なお、プリザーブドフラワーは、ちょっとした刺激で花びらやお花が取れてしまうことがあり、とても繊細な作りとなっています。

 

そのため、ホコリはこまめに取り除こうとせず、気になったときにまとめて掃除するぐらいで充分です。

 


 

 
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